試掘
地質調査を始める際に、最初に行うのが「試掘」です。
地すべりなどの災害調査は行いませんが、市街地で行う調査ではほぼ行っています。
なぜ試掘を行うかというと、水道・ガス・光ケーブル等の埋設物がないか確認する為です。
以上の配管データがあったとしても、もしかしたら配管が歪曲しているかもしれませんので、試掘を行います。
約1m。機械を設置する前に掘ります。

今回は、歩道の試掘。
タイルを剥がして、モルタルをはつり、転圧された砂、そして砕石。
最後に復旧することを考え、最小限に。。。
1mまで石がゴロゴロしておりました。しかもこぶし大の玉石がゴロゴロ(涙)
幸いダブルスコップで掴める大きさだったので、本当に最小限で終わりました。タイルは2枚だけで済みました。
ダブルスコップで石が掴めないと、
1.石を割るか。
2-1.割れなければさらにタイルを剥がして穴を広げて取るか。
2-2.または穴をずらして掘るかになります。
先日東京で、埋設物が爆発する事故がありました。
地中にアセチレンガスボンベが埋まっているなんてイレギュラーの状況は未だかつて聞いたことはありませんでしたが、そのような万が一ないように、安全のために私たちは試掘を行っております。